(1)2024(令和6)年度サンタ・プロジェクト寄付金・募金活動について
◎2024年11月20日(水)連合長野「ふれ愛資金」根橋美津人会長から、今年も当協会の外国籍
児童就学支援事業(通称=サンタ・プロジェクト)に対して30万円のご寄付をいただきました。
連合長野「ふれ愛資金」は、人道主義の立場から「自由、平等、公正」で平和な世界の実現」
に向けた社会貢献活動として取り組むもので、サンタ・プロジェクトの前身となる「外国籍
児童就学援助委員会」当初からご支援をいただいております。
◎2025年1月16日(木)長野県信用金庫協会(長野信金、松本信金、上田信金、諏訪信金、飯田
信金、アルプス中央信金)の市川公一会長から50万円のご寄附をいただきました。
協会からのご寄附は22年連続で、変わらぬ長年のご支援に対しまして各信用金庫の役職員の
皆様や協会の皆様に改めて厚くお礼を申し上げます。
◎寄付金に加え、多くの皆さまからの募金、賛助会費、そして長野県からの負担金などのご支援
により取組むサンタ・プロジェクト。今年度は①日本語学習支援コーディネート事業、②日本
語教室設置・運営事業、③進学ガイダンス事業(コロナ渦明け2年目の今年度は、県下4会場
で開催が出来ました)、④夏休みの居場所作りなどに活用させていただいております。
皆様からのご支援ご協力に改めて感謝申し上げますと共に、これからも変わらぬご支援をよろ
しくお願いいたします。
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(2)令和6年度関東地域国際化連絡協議会災害時対応訓練の実施について
◎2024年11月28日(木)、自治体国際化協会 関東地域国際化協会相互の広域連携を目的に、災害
多言語支援センターの設置運営訓練が行われました。
◎今年度 幹事団体の(公財)川崎市国際交流協会の呼掛けにより、大型台風が発生したことを想定
として、各協会内の被災状況、多言語支援センターの設置、オンラインによる情報の多言語翻訳
訓練を行い、当協会からは9名(6言語:英語、中国語、ポルトガル語、タイ語、タガログ語、
ベトナム語)が参加、関東地域国際化協会全体では、59名(13言語:英語、中国語、韓国語、
スペイン語、ポルトガル語、タガログ語、ベトナム語、タイ語、インドネシア語、ネパール語、
ロシア語、ウクライナ語、ミャンマー語)が翻訳に従事いただきました。
・(公財)茨城県国際交流協会 ・(公財)かながわ国際交流財団・(公財)栃木県国際交流協会
・(公財)山梨県国際交流協会 ・(公財)群馬県観光物産国際協会 ・(公財)長野県国際化協会
・(公財)埼玉県国際交流協会 ・(公財)千葉市国際交流協会
・(公財)東京都つながり創生財団・(公財)横浜市国際交流協会
・(公財)ちば国際コンベンションビューロー・(公社)さいたま観光国際協会国際交流センター
・(公財)川崎市国際交流協会(令和6年度幹事団体(事務局))
(3)JICA長野デスク連携、多文化共生出前講座について
◎11月19日(火)14:00から多文化共生相談センターにて、長野高校1年生16名(3班)がフィール
ドワークとしてお越しいただき、出前講座を開催しました。
◎長野高校では、文科省スーパーグローバルハイスクール(SGH)指定校を契機に探究活動を行って
おり、1班は外国県民との関わりや相談事例、2班はJICA途上国支援、3班は紛争解決に向けた取組
と、それぞれ研究テーマを定めての訪問で、県民政策課から県内外国人の状況と多文化共生施策の
概要を説明後、それぞれのテーマ毎にグループワークを行いました。
◎若い視点で考える交流イベントや、コロナ渦で小中学校を過ごした経験から、対面交流の大切さと
いった意見や、JICAの生活基盤や教育など様々な分野でのインフラ整備を通した支援を通じ貧困
解消や争い事の解消について活発な質疑が行われました。
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(4)地域日本語教育体制づくり事業地域会議 (1/20上田、1/21諏訪、1/24北信)
◎県下各地で令和6年度地域日本語教育の体制づくり事業地域会議が開催され、長野県の取組説明
の後、各地域・機関が抱える現状と課題について意見交換が行われました。
◎上田地域では、日本語ゼロで来日する児童生徒への対応、居住地と就労地そして通学区など、
近隣自治体との広域連携による支援体制の必要性。
◎諏訪地域では、「外国人」と一括りにしても外国人も多様性。日本語力に関わらず、暮らし易い
地域社会に向けて行政の連携強化、日本語力を求めるのは実は日本人の側ではないかとの指摘。
◎北信地域では、日本語教室が生活相談の場にもなっている事例や、オンライン日本語教室への
期待と共に外国人への周知=宣伝の重要性を指摘。
◎参会者は、各自治体の状況や課題感を共有すると共に、多様性を認め合い協働の地域社会に向けた
「場づくり」の必要性を持ち帰りました。
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(5)各地の催事に参加しました 11/2ワールドフェスタ、12/1八ヶ岳もちつき祭、1/2千曲万博
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20250128 ANPINEWS2025冬号
1月26日(日)11:00〜15:00、千曲市戸倉創造館で開催の「千曲万博2025」に参加しました。
14の参加団体・ブースに、やさしい防災コーナー、こどもひろば、英会話体験教室、JICA講演会、環境映画会など盛り沢山の企画・内容で、大勢のご来場の皆さんをはじめ参加者各々が、出会い、ふれ合い、語らいのひと時を楽しみました。
ANPIブースでは、恒例の風船アートと缶バッチ作成体験を行い、サンタ・プロジェクト募金にも多くのご協力頂きましたこと、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
イベント詳細
https://www.city.chikuma.lg.jp/soshiki/shogaigakushu/event/7355.html
本日1月16日、長野県信用金庫協会(長野信金、松本信金、上田信金、諏訪信金、飯田信金、アルプス中央信金)の市川公一会長から50万円のご寄附をいただきました。
協会からのご寄附は22年連続で、変わらぬ長年のご支援に対しまして各信用金庫の役職員の皆様や協会の皆様に改めて厚くお礼を申し上げます。
市川会長からも、身近な場面で感じる多文化共生や、時代の変遷と共に変わる価値観について、これからの時代を担う世代の目線を反映した取組みの必要性をご示唆いただきました。
(公財)長野県国際化協会では、お寄せいただきましたご寄附をはじめ多くの皆さまからの募金、賛助会費、長野県からの負担金などのご支援により、2002年から外国籍児童就学支援事業(通称サンタ・プロジェクト)の活動を行っています。
今年度の取組み概要ですが、①日本語学習支援コーディネート事業、②日本語教室設置・運営事業、③進学ガイダンス事業(コロナ渦明け2年目の今年度は、県下4会場で開催が出来ました)、④夏休みの居場所作りなどに活用させていただいております。
皆様からのご支援ご協力に改めて感謝申し上げますと共に、これからも変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。
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南牧村で研修する技能実習生に日本での思い出作りと、受入れ農家や地域住民の交流を通じて多文化共生の理解を深めることを目的に、JICA長野県OB会が働き掛けて3年目の今年、技能実習生70名余、受入農家、フィリピン大使館、JICA東京、佐久農業農村支援センター、南牧村など総勢140名余の参加のもと、活気と笑顔あふれる素晴らしいイベントが開催されました。
お題目の餅つきに始まり恒例となったボッチャ大会、風船アート、紙飛行機飛ばし、習字コーナーなどアトラクションにも趣向を凝らし、実習生の歌ANAK(息子、フィリピンのフレディー・アギラが1977年に作曲、日本では杉田二郎さん、加藤登紀子さんがカバー)とビューティフル・ネーム(ゴダイゴ)の合唱や、ダンスでは文字通り一つの輪になって踊り交流を深めました。
また、実習生のドラえもんの寸劇でしずかちゃんへのプロポーズの場面が披露、マッチョなしずかちゃん?に言いよるジャイアンやのび太を振って選んだのは「たつおさぁ〜ん!」に一同大爆笑。
意中の人は、受入農家NPO八ヶ岳環境保全型農業国際研修協会会長の菊池辰夫さんでした。
熱いハグする姿に、技能習得を超えた信頼と家族・地域ぐるみで現地と交流を重ねる姿、絆を伺い知ることができました。
この会の益々の発展と更なる交流の広がりをご祈念申し上げます。
共催:NPO法人NPO八ヶ岳環境保全型農業国際研修協会、野辺山事業協同組合
青年海外協力隊長野県OB会、(独)国際協力機構東京センター(JICA東京)
後援:南牧村、(公社)国際農業者交流協会(JAEC)、(公社)青年海外協力協会(JOCA)
協力:東御市「みんなの健康×スポーツ」実行委員会、フィリピン共和国大使館、
佐久農業農村支援センター・佐久地域振興局、NPO法人adovo、
信州大学モルックまつぼっくり、(公財)長野県国際化協会
連合長野ふれ愛資金様から、今年も当協会の外国籍児童就学支援事業サンタ・プロジェクトに対して多額のご寄付をいただきました。
連合長野「ふれ愛資金」は、人道主義の立場から「自由、平等、公正で平和な世界の実現」に向けた社会貢献活動として取り組むもので、サンタ・プロジェクトの前身となる「外国籍児童就学援助委員会」当初からご支援をいただいております。
今年度も10月に寄付金のお話をいただきましたが、国政選挙などの都合により日程調整が整わず、11月19日協会事務所にて根橋美津人会長からマキナリー浩子理事長への贈呈となったものです。
平成14年度当初の「外国籍児童就学援助委員会」から平成17年度には「外国籍児童支援会議」に、平成25年度には公益財団法人への移行と共に「外国籍児童生徒等学習支援事業」へと引き継がれ、平成27年度に現在の日本語学習コーディネー ターが置かれ今年度で 10 年を数えます。
事業開始当初は 、外国籍児童生徒の不就学の実態が明らかになり、子どもの日本語教育が急務とされましたが、近年ではコーディネーターが対応する課題も多様化してきました。
例えば 、滞日歴の長い外国籍家庭に生まれ育った子どもは、学校と家庭と異なる2つの言語文化の中で育っていきます 。
多様な背景を持つ子どもが増えるにつけて 、言語力、思考力を育むための適切な指導のあり方について 、教職員や支援員の方々と共に考えながら一人ひとりの最適解を探り当てる困難を痛感します。
先生方は、子どもの日本語指導について知識を補う情報や研修の機会、ネットワークが不足している等の課題もある中 で 、日々努力されています。
更には、市町村によっても外国籍児童生徒の受入体制が異なり、居所によって受けられる支援が異なるという状況は 、解決を急ぐべき人権上の課題と考えます。
これまでの幾多の困難の中で今に導いてくださった先人に感謝し、行政、教育委員会、学校、 民間の相互が力を合わせ、なお一層の外国人児童生徒の就学支援に資することを願ってやみません。
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