令和8年8月11日、当協会が長野県から受託運営する「長野県多文化共生相談センター」において、
相談員が相談業務に使用しているメッセージ型交流サイト(SNS)WhatsApp(ワッツアップ)の
アカウントが第三者に不正利用され、利用登録者55名のうち2名の氏名が閲覧、うち1名が金銭の
振込を要求する偽のメッセージに従い、銀行ATMから198,000円を振り込み、詐欺被害を受けました。
また、全利用登録者の個人情報(氏名、電話番号、相談員とのSNS上のやり取り)が閲覧されたおそれ
があります。
当協会では事案を把握後、速やかに長野県の所管課及び警察に報告・相談するとともに、対象となる
利用登録者の皆様に対し、詐欺への注意喚起及び個人情報が漏えいしたおそれがあることについての
お詫びのメッセージを送信しました。
併せて、不審なメッセージ等が届いた場合には相談センターへご連絡いただくようお願いするとともに、
当該アカウントの再設定等のセキュリティ対策を実施しました。
なお現時点で、これ以外の詐欺被害や個人情報の不正利用、二次被害は確認されていません。
利用者の皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。
また、相談者の個人情報を取り扱う事業者として、SNSの管理・運用体制に不十分な点があったことを
重く受け止めています。
今後は、業務で使用するSNSの二段階認証の徹底、相談員に対する情報セキュリティ及びSNS利用に
関する研修の実施、情報セキュリティ管理体制の再点検及び再発防止策の徹底に努めてまいります。
令和和8年8月20日
公益財団法人長野県国際化協会
理事長 久保田敏之
(1) 令和7年度長野県監査委員監査の結果に対する対応について
◎令和7年度財政援助団体等監査報告書が長野県議会及び長野県知事に提出され、その対応について、
3月及び5月開催の理事会において検討・対応をしました。
今回の監査で、長野県国際化協会は指摘事項1件と指導事項2件がありました。
概要及び対応は次のとおりです。
①指摘事項:消費税の無申告
長野県から受託して実施する「多文化共生相談センター運営事業」について、協会では非課税
取引と認識し消費税申告を行ってきませんでした。
協会は令和3年度以降の消費税を令和7年12月に申告納付し是正したところですが、協会が行う
事業に係る消費税の扱いについて的確に判断し、適正に申告納付を行ってください。
→対応:令和3~6年度の4年間に係る消費税等(消費税、延滞税、無申告加算税)3,786,800円を
納付しました。
②指導事項1:外国籍児童就学支援事業に係る負担金等の財務諸表上の区分誤り
外国籍児童就学支援事業に係る長野県からの負担金や寄付金等は使途の制約があり、本来
「指定正味資産」に計上すべきものですので、会計基準に沿った処理方法に改めてください。
③指導事項2:満期保有目的の債券に係る取得価格と債券金額との差額の処理誤り
協会は満期保有目的の債券について、取得価格が債券金額を上回る場合、その差額について
償却原価法により算定した額を毎期「基本財産評価損益等」として処理しています。
しかし公益法人会計基準では、毎期の「受取利息」として処理すべきものですので、処理方法
を改めてください。
→対応:指導事項1及び2については、令和7年度決算において改めました。
※令和8年2月から公認会計士・税理士と顧問契約を結び、会計処理及び決算諸表等の作成指導を
受ける体制を整えました。引き続き内部管理体制の強化と再発防止に努めてまいります。
(2) 2025(令和7)年度事業報告及び収支決算の承認について
◎2026(令和8)年6月15日に開催した定時評議員会において、令和7年度事業報告と、収支決算
書類(貸借対照表、収支計算書、正味財産増減計算書、財産目録等)が承認されました。
貸借対照表:資産計292,586,664円、負債計1,056,013円、正味財産計291,530,651円
期末外国籍児童就学支援積立資産14,006,761円
※詳細は、協会ホームページ 「ANPIの事業について」 をクリックしてご覧ください。
(3) 進学ガイダンスinながの2026について
◎高校入試の仕組みや学校生活、費用など、高校へ進学するために知っておきたいことを説明する
進学ガイダンスinながの2026を開催しています。
長野県教育委員会の指導主事の先生から「やさしい日本語」による説明と、言語毎に母語通訳者
を配したテーブル分けや、外国籍児童生徒のお話大会、進学した現役高校生や大学生の体験談、
高校生活の案内などを行い、参加者は熱心に耳を傾けていました。
(4) 夏休み(長期休み)居場所づくりについて
◎夏休み(長期休み)の宿題や自由研究、軽スポーツなどの交流を通じた異文化理解の場作りとして
募集した居場所づくり事業について、取組み団体から実施状況をお知らせいただきました。
夏休みに限らず、引き続き春休みなどを利用した交流や入学・進学準備などの企画開催にもご利用
ください。
20260812 ANPINEWS2026夏号
7月26日(日)13:00〜16:00まで、須坂市人権交流センターで進学ガイダンスが開催されました。
長野地域では2019年以降7年振りとなる今回、開催に向けてご尽力を頂いた須坂市教育委員会、地域日本語教室、支援員など多くの関係者の皆様に改めて感謝申し上げます。
ガイダンスでは県教育委員会の指導主事から日本の教育制度、高校入試選抜、そして海外帰国生徒等への特別配慮と特別措置について説明を受け、保護者の関心も高く熱心に質問が寄せられました。
先輩体験談では、それぞれ背景が異なる高校1年生(韓国)、2年生(中国)、そして大学生(ブラジル)の3名が①進路の決め方、②試験の内容、③試験勉強の取組み、④高校生活の様子、⑤先輩からの一言について発表いただきました。多くの事に関心を持ち、将来の夢を描き自分の考えをまとめること、そして進路選択では高校の体験入学にぜひ保護者と一緒に多く行くべきといったアドバイスがありました。
7月20日(月)13:00〜16:00迄、南箕輪村大芝高原森の学び舎で進学ガイダンスが開催されました。
上伊那地域8市町村が共催・後援、伊那市集落支援員の宮ケ迫さんをはじめ、ANPI、辰野町、南箕輪村、駒ヶ根市などで多文化共生分野に取り組む地域おこし協力隊・集落支援員が実行委員会を立ち上げ、学校関係者、日本語教室、地球人ネットワークをはじめ、日頃から外国ルーツの皆さんを支える多くの支援者の皆さんにご協力いただきました。
ガイダンスでは県教育委員会の指導主事から日本の教育制度、高校入試選抜などについて説明、保護者の関心も高く熱心に質問が寄せられました。
先輩の体験談では、小学5年生でフィリピンから来日し、現在は高校3年生で就職活動中のけいしさんと、日本生まれで日本とブラジルの双方で学び、ブラジルの高校も経験した後、日本の高校へ進学し、現在は大学で教育学を学ぶゆかさんが登壇。
インタビュー形式で、それぞれが歩んできた道のりや、進学・進路選択の経験を語っていただきました。
7月10日に更新された在留外国人統計によると、長野県在留外国人は初の5万人超(2025年12月50,655人)となり、学齢期の家族滞在も増加傾向にあることが伺えます。
教育制度が異なる国からの来日、子どもの教育で「知らないことによる不利益」を被ることが無いよう、ご覧の皆様も情報の発信者としてご協力をお願いいたします。
NPO法人中信多文化共生ネットワーク(CTN)主催の研修が開催されます。
子どもの日本語指導に携わる皆さん、日本語初期指導について改めて考えてみませんか。
この研修では、日本語指導プログラムの「サバイバル日本語」と「日本語基礎」を「初期指導」と
位置づけ、実際の指導の様子から、子どものことばの力をどう見取るか考えます。
R8外国につながる子どもの日本語サポート研修