平成28年度外国籍生徒等進学ガイダンス(2016)を次の内容で行います。
1 目 的
長野県内の小学校、中学校では、日本語を母語としない外国籍及び外国由来の児童・生徒が増加しており、子供たちの日本語習得状況の差異により、学習、進学等に多くの問題が生じています。
外国籍や外国由来の児童・生徒にとって、その進路には多くの可能性がある反面、高校受験を始め数々の壁が彼らを待ち構えています。特に保護者にとっては、言葉の壁や文化習慣の違いから子ども達の進路について、理解しにくい場合もあると思います。
そこで、生徒本人や保護者が、高校進学や進路のことで分からないことや疑問に思っていること、不安などを解消するために母語での通訳を介し、人生の選択に必要な情報を提供し、一人でも多くの生徒が未来を考えるための場として、「進学ガイダンス」を開催します。
2 対 象
日本語を母語としない(外国出身)生徒その保護者及び関係者
3 ガイダンスで行うこと
(1) 全体説明
ァ 進学について
・日本の学校で学ぶことについて
・高校進学について
ィ 先輩の話
(2) 個別説明 言語別個別説明、相談
4 開催日時、開催地
午後1時~4時まで(松本会場は午後1時半~4時半)
なお、ご不明の点は、(公財)長野県国際化協会(TEL 026-235-7186)へお問い合わせください。
・7月23日(土)上田市(上田市中央公民館)
・7月24日(日)飯田市(松尾公民館)
・7月30日(土)松本市(松本市松南地区公民館「なんなん広場」)
・9月25日(日)長野市(もんぜんぷら座)
※上田会場は、上田市多文化共生推進協会主催の「教育ガイダンス」と合同で開催しますので、
内容は他の会場と異なる場合があります。
5 主 催
・各地区進学ガイダンス実行委員会 ・(公財)長野県国際化協会(ANPI)
6 共 催
・長野県教育委員会
・中信多文化共生ネットワーク<CTN>
・上田市多文化共生推進協会<AMU>
・飯田国際交流推進協会
7 後 援
・長野市教育委員会、松本市教育委員会、上田市教育委員会、飯田市教育委員会
8 その他
(1) 必要に応じて通訳をつけます。
(2) 参加費、資料代は無料です。
(3) 生徒は、できるだけ保護者と一緒に参加していただくようお願いします。
外国籍生徒等進学ガイダンスの開催のお知らせ 各言語版チラシ
H28 外国籍生徒等進学ガイダンス(日本語)チラシ(Word書類)
H28 外国籍生徒等進学ガイダンス_地図(Word書類)
H28 外国籍生徒等進学ガイダンス_タガログ語(Word書類)
H28 外国籍生徒等進学ガイダンス_タイ語(Word書類)
H28 外国籍生徒等進学ガイダンス_英語(Word書類)
H28 外国籍生徒等進学ガイダンス_ポルトガル語(Word書類)
H28 外国籍生徒等進学ガイダンス_中国語(Word書類)
バイリンガル日本語指導者育成講座の第3回目講座が昨日、岡谷市イルフプラザ3階カルチャーセンター生涯学習館で行われました。講師は、グローバル人財サポート浜松代表の堀永乃先生です。
先生が受講者の皆様に伝えたかった大事なことは、皆様は長野県、地域にとって大事な財産(宝物)です、皆様が行う日本語教室は、バイリンガル日本語指導者だからこそできることがたくさんありますよ、自信をもって計画して教室を行ってくださいということだと思います。
皆様の周囲におられる後輩や来日して間もない外国籍の方々に、自分が今まで経験した困ったことや苦しんだことなどを母国語で教えてください。どういう方法でそれを解決したか、日本社会のルールのどこが分からなかったのかなど、皆様が行った日本語教室に参加して覚えた言葉や理解した日本文化などを使って、参加者自身がもっと自分の活動範囲を広げることができるような講座を目指してください。
…
昨日は、グループごとに、自分が今までこんなことで恥ずかしい思いをしました、こんなことで苦しみました、こんなことで大変困りましたなど、いろいろなことを話し合いましたね。
野菜のほうれん草を伝えるために、ポパイの主題歌を一生懸命歌ったこと、本家のルールが分からず大変苦しんだこと、「わざと」と「わざわざ」の使い方を間違えて大変こまったこと、畳の上でのお客様とのあいさつの方法で叱られてしまったことなど、全員爆笑もしましたが、今まで本当によく頑張ったねという思いが強く感じられました。
講座の最後は、自分たちの日本語教室はこんな姿で行いたいという考えを、グループごとに模造紙に書き込みました。これからは、この内容を具体的な形にできるよう、講座でさまざまな知識を吸収してください。受講者の皆様の強い意欲がたくさん見えた講座となりました。
次回は、7月9日(土)です。是非参加してください。お待ちしています。
講座の写真は、FBにアップしています。ご覧ください。
H28年度 バイリンガル日本語指導者育成講座(全8日) カリキュラム及び担当講師
(H28.5.13現在)
月 日 |
時間 |
場所 |
内容 |
講師 |
5/28 (土) |
13:00~13:20 |
イルフプラザ3階 カルチャーセンター生涯学習館 教室:第7研修室 託児:和室 |
開講式 |
|
①② 13:20~16:00 アンケート記入・あいさつ 16:00~16:15 |
①バイリンガル指導者の意義と必要性 ②日本語の整理とブラッシュアップ |
佐藤佳子氏 (松本市地域日本語教育システムコーディネーター) |
6/5 (日) |
③13:00~14:20 |
イルフプラザ3階 カルチャーセンター生涯学習館 教室:第7研修室 託児:和室 |
③暮らしの相談と相談のことば |
八木航氏 (松本市多文化共生プラザ相談員) |
④ 14:30~15:50 アンケート記入・あいさつ 15:50~16:00 |
④学校・親・子どもたち~学校やPTAの基礎知識&ことば |
栗林恭子氏 (松本市子ども日本語教育センターコーディネーター) |
6/26 (日) |
⑤13:00~14:20 |
イルフプラザ3階 カルチャーセンター生涯学習館 教室:第7研修室 託児:和室 |
⑤コミュニティのニーズ分析(ワークショップ) 各コミュニティで必要とされることを考える。 |
堀 永乃氏 (一社)グローバル人財サポート浜松代表 |
⑥ 14:30~15:50 アンケート記入・あいさつ 15:50~16:00 |
⑥コミュニティのニーズ分析(ワークショップ) 各コミュニティで必要とされることを考える。 |
7/9 (土) |
⑦13:00~14:20 |
イルフプラザ3階 カルチャーセンター生涯学習館 教室:第1多目的室 託児:和室 |
⑦⑧子どものことばを育てる 年少者の日本語支援、学習支援をする際に必要な知識を学ぶ。 |
石井恵理子氏 (東京女子大学現代教養学部教授) |
⑧ 14:30~15:50 アンケート記入・あいさつ 15:50~16:00 |
7/24 (日) |
⑨13:00~14:20 |
イルフプラザ3階 カルチャーセンター生涯学習館 教室:第7研修室 託児:和室 |
⑨日本の教育制度、学校の仕組み 日本の教育制度や進路選択の実際、学校の決まりや行事など日本の学校文化を理解し、自分の出身国との違いを確認する。保護者に期待されることを知り、十分な対応が困難な保護者の支援について考える。 |
大橋春美氏 (飯田市立旭ヶ丘中学校教諭) |
⑩ 14:30~15:50 アンケート記入・あいさつ 15:50~16:00 |
⑩価値観の多様性 挨拶、お礼、お詫び等のコミュニケーション、習慣 やマナーなど、人間関係に関わる言語行動や規範意識等の文化差を知り、相互に調整する方法を考える。 |
徳井厚子氏 (信州大学教育学部教授) |
8/21 (日) |
⑪13:00~14:20 |
イルフプラザ3階 カルチャーセンター生涯学習館 教室:第7研修室 託児:和室 |
⑪日本語コミュニケーション活動の設計(ワークショップ) 各コミュニティで周囲の人々と関わりながら日本語力を高めていくことを目指し、活動を考える。経験・知識、日本語力など多様な人々が一緒にできる内容、理解のための手立て、ことばの整理などを具体的に検討する。 |
堀 永乃氏 |
⑫ 14:30~15:50 アンケート記入・あいさつ 15:50~16:00 |
⑫日本語コミュニケーション活動の設計(教室活動) (ワークショップ) 具体的な授業案を組み立てる。 |
8/28 (日) |
⑬⑭ 13:00~15:50 アンケート記入・あいさつ 15:50~16:00 |
イルフプラザ3階 カルチャーセンター生涯学習館 教室:第7研修室 託児:和室 |
⑬教案作成(ワークショップ) これまでのまとめと確認。教案(活動案)の作成。 |
佐藤佳子氏 |
⑭発表準備(ワークショップ) グループで発表内容をまとめ、模擬授業を考える。 発表準備の仕上げをする。 |
9/10 (土) |
⑮⑯ 13:00~15:30 |
イルフプラザ3階 カルチャーセンター生涯学習館 教室:第7研修室 託児:和室 |
⑮体験発表(H27年度グループ) 模擬演習 参加者同士で活動案を実践してみる。 |
佐藤佳子氏 |
⑯活動方針発表、講評 |
15:30~15:50 アンケート記入・あいさつ 15:50~16:00 |
修了式 |
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カリキュラムスケジュール(PDF)はこちら
開催予定地
イルフプラザ3階 カルチャーセンター生涯学習館
〒394-0027 岡谷市中央町1丁目11-1 (JR岡谷駅より徒歩約8分)
TEL: 0266-24-8401
医療通訳養成講座(飯田・下伊那地域)が、平成28年2月6日(土)の第4回講座をもって修了しました。
平成27年12月19日(土)に第1回講座を実施し、1月に2回、2月に1回の計4回実施しました。全講座に出席した方は23名であり、修了式において、この方々に長野県国際課長名の修了証が交付されました。講座内容には、実技演習、レベルチェックが含まれており、現在の自分の実力がどの程度あるのかの評価確認をすることができたものと思います。受講者の方々の意欲ある受講姿勢が際立った講座となりました。
上田市多文化共生推進協会では、日本語を母語としない市民のために日本語の習得支援ボランティアを行っている方、あるいはボランティアに興味を持っている方を対象に養成講座を開催します。
外国人住民のさらなる社会参加につながるような日本語習得について、新しい知識や能力を身につける機会です。ぜひご参加ください。
主催:上田市多文化共生推進協会(AMU)
詳しくはこちらをご覧ください ↓
H27ボランティア講座ちらし (PDF)