バイリンガル日本語指導者育成講座、5月11日(日)の第1回は33名の受講者が東京女子大学現代教養学部の石井 恵理子教授の授業を受けました。
講座の始めはウォーミングアップとして、受講者がお互いに自己紹介をしたり、お互いの文化などを紹介し、緊張をほぐすため「部屋の四隅」ゲームをしました。
その後は、「多文化共生社会」という観点から、その基本理念、意義、課題などについて解説していただき、グループ討議をしながら日本語を学ぶ個々の人々にとってそれぞれ「自分らしく、よりよく生きる」ことができる社会には何が必要か考えました。
第1回の講座を終えて、受講者からは
・以前は教える人の目線で考えていたが、今回は、相手は何を学びたいか考え始めた。
・この講座を通して、地域の日本語教育という言葉を表面的な意味だけではなく、もっと奥深い意味で、狭い範囲でその人にあった適切な日本語教育、広い範囲でいうと日本全体に役立つ日本語教育である・・等を学んだ。
・異文化社会で生活する外国人にとって、対話能力を身につけることはとても大事だということがわかった。
・いろんな国に違う文化が存在している。だが、日本という一つの塊になって、馴染んで共に生きていくためにも互いに理解し合うことが重要だ。そのための日本語教育である。
などの声を頂きました。