ANPIニュース2024年秋号
- 2024/11/06
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(1)外国籍児童生徒等の日本語教育の充実、多文化共生教育などについて提言
10 月15 日(火)13 時から長野県教育委員会教育長室で、直江崇県民文化部長と武田育夫教育長へ
提言書を手渡しました。
これは、現在長野県が少子化・人口減少対策戦略案の策定に取組む中で、「外国人県民が暮らしや
すく働きやすい環境をつくること」を柱の一つに掲げていることから、一層の日本語教育の充実、
外国人児童生徒の学習支援、多文化共生教育の推進などの多文化共生施策について、重点的に取組
まれるよう、長野県及び長野県教育委員会へ提言を行ったものです。
マキナリー理事長から、ANPI 学習支援コーディネーターによる就学支援の実情と現場の混乱など
を伝え、子どもたちが長野県で進学・就職し活躍できる社会に向けて、①情報・課題共有に向けた
「場づくり」、②長野県教育委員会としての基本指針の策定、③多文化共生教育の推進について提言
を行いました。
一方、神吉座長(長野県地域日本語教育の体制づくり事業総合調整会議座長)からは、①地域日本
語教育の積極的な事業展開、②文部科学省の補助金活用による外国籍児童生徒等への支援の充実、
③日本語教育専門家の処遇改善などについて提言を行いました。
(2)進学ガイダンスinながの2024 後半8/25箕輪会場、9/8飯田会場で開催
高校入試の仕組みや学校生活、費用など、高校へ進学するために知っておきたいことを説明する
進学ガイダンスin ながの2024、今年度は県下4会場で開催することができました。
多くの関係者の皆さんにご協力いただき、ありがとうございました。
ガイダンス資料は各教育委員会、学校へデータ送付してありますが、必要な場合は事務局へ問合せ
をお願いします。
(3)令和6年度災害多言語支援センター設置運営訓練と防災講座を開催
10月20日(日)小諸市において、長野県総合防災訓練の一環で災害多言語支援センター設置
運営訓練と外国人県民向けの防災講座を開催しました。
1.災害多言語支援センター設置運営訓練
「災害多言語支援センター」は、大地震・大雨などの災害が発生した際に、日本語が判らず行政
機関等が発信する情報を享受できない、そもそも地震等の災害経験が少ないなどで不安を抱えている
外国人住民を支援するために、多言語で災害に係る情報を提供し支援する仕組みで、1995年に発生
した阪神・淡路大震災が始まりと言われています。
長野県、小諸市、県及び小諸市社協、次期開催予定の岡谷市、ANPI 登録の通訳翻訳ボランティア
が参加し、導入の講義を受けてから現地総務班、現地及び遠隔地の情報班(現地)を想定し、掲示
や配信する情報の整理と多言語化に取組みました。
2.外国人県民のための防災講座
防災講座では災害時の行動や避難所での過ごし方、AR ゴーグルを使った災害状況の疑似体験を通じ
て、大水の危険や地震を知らない国の方も多く、wi-fi が使えない環境に対する不安など感想や意見
が寄せられました。
(4)「森林セラピー体験会」に参加しました
10/14(日)信濃町、しなの町Woods-Life Community さんのご厚意によりANPI の通訳翻訳ボランティア
の皆さんを対象に、「森林セラピー体験会」を開催いただき快晴の休日を過ごしました。
信濃町では、C.W. ニコル氏の提案により「癒しの森」を中心としたまちづくりに取組み20 数年、個人
のお客様から企業・学校、インバウンド需要など多面的に取組まれている中で、事業に興味のある
通訳者の方に森林メディカルトレーナーとしてご活躍いただきたいとの思いで、今回の体験会となり
ました。