連合長野ふれ愛資金様から今年もサンタ・プロジェクトへ多額のご寄付をいただきました
- 2024/11/20
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連合長野ふれ愛資金様から、今年も当協会の外国籍児童就学支援事業サンタ・プロジェクトに対して多額のご寄付をいただきました。
連合長野「ふれ愛資金」は、人道主義の立場から「自由、平等、公正で平和な世界の実現」に向けた社会貢献活動として取り組むもので、サンタ・プロジェクトの前身となる「外国籍児童就学援助委員会」当初からご支援をいただいております。
今年度も10月に寄付金のお話をいただきましたが、国政選挙などの都合により日程調整が整わず、11月19日協会事務所にて根橋美津人会長からマキナリー浩子理事長への贈呈となったものです。
平成14年度当初の「外国籍児童就学援助委員会」から平成17年度には「外国籍児童支援会議」に、平成25年度には公益財団法人への移行と共に「外国籍児童生徒等学習支援事業」へと引き継がれ、平成27年度に現在の日本語学習コーディネー ターが置かれ今年度で 10 年を数えます。
事業開始当初は 、外国籍児童生徒の不就学の実態が明らかになり、子どもの日本語教育が急務とされましたが、近年ではコーディネーターが対応する課題も多様化してきました。
例えば 、滞日歴の長い外国籍家庭に生まれ育った子どもは、学校と家庭と異なる2つの言語文化の中で育っていきます 。
多様な背景を持つ子どもが増えるにつけて 、言語力、思考力を育むための適切な指導のあり方について 、教職員や支援員の方々と共に考えながら一人ひとりの最適解を探り当てる困難を痛感します。
先生方は、子どもの日本語指導について知識を補う情報や研修の機会、ネットワークが不足している等の課題もある中 で 、日々努力されています。
更には、市町村によっても外国籍児童生徒の受入体制が異なり、居所によって受けられる支援が異なるという状況は 、解決を急ぐべき人権上の課題と考えます。
これまでの幾多の困難の中で今に導いてくださった先人に感謝し、行政、教育委員会、学校、 民間の相互が力を合わせ、なお一層の外国人児童生徒の就学支援に資することを願ってやみません。