外国籍児童就学支援事業(School Attendance Support Project for Non-Japanese Children To Offer Aid)通称サンタ・プロジェクトは、平成14年(2002)10月に経済団体や国際交流団体などの呼び掛けにより始まりました。
このプロジェクトは、日本語指導が必要な外国籍児童への学習環境の向上やキャリア形成のために、関係機関と連携を図りながら、効果的な学習支援を行うコーディネートの実施や、外国籍児童への日本語指導や就学・進学に関する取組を行う団体・グループに対して助成活動を行うものです。
毎年1,000千円を越える募金(令和3年度1,051千円、令和4年度1,089千円)により、日本語教室の設置や就学等の支援を行う団体等に助成して、教育環境の向上に役立たせていただいております。
これまでのご支援に改めて御礼申し上げますとともに、本年も引き続きご理解ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
募金の振込先
口座番号 八十二銀行 県庁内支店 普通口座634446
口座名義 外国籍児童就学支援事業
※専用振込用紙によるお振込をご希望の方はANPI事務局までご連絡ください。026-235-7186
※インターネットバンキングによるお振込も可能です。
日本語が得意ではない家族のために、通院などで通訳をしているヤングケアラーの負担を軽減するため、外国語の通訳者を派遣する事業が始まりました。これは長野県の委託事業で長野県社会福祉協議会が実施し、ANPIが通訳者を紹介するものです。
1 利用の対象
日本語を解さない家族の世話をしている小学生、中学生、高校生、大学生(専門学校等含む)及び
その家族
2 助成額(当事者の負担はありません)
派遣した通訳者に対して以下の助成を行います。
(1)報 酬:1時間2,000円とし、1回上限10,000円まで(15分未満切り捨て)
(2)交通費:自宅から派遣先までの往復分を長野県社協の規程に基づき支払います。
なお、移動時間は報酬に含みません。
実施要領
周知用チラシ
2023年11月3日(日)長野市セントラルスクゥエアで開催の
見て遊んで世界を体験「ワールドフェスタ in 長野2023」に参加しました。
三日連休の初日、絶好の行楽日和に恵まれ日中は汗ばむほどの陽気の中、特色ある14団体のブース出展と趣向を凝らした様々なステージ発表が行われ、ご来場の大勢の皆さんが国際交流を楽しまれました。事務局をはじめご協力頂いた多くの関係の皆さんに改め感謝申し上げます。
(公財)国際化協会ブースの3大ニュースです。
1.信州大学教育学部付属長野中学校「地球人の会」参加
「地球人の会」は、3学年約200名による総合的な学習の時間で、各々が興味・関心に合わせて
分かれた29チームの一つで、「長野に住む外国の方々が少しでも住みやすく感じるよう日本人と
外国人の距離を縮めたい」という願いから結成され、自ら調べた外国籍児童の就学支援「サンタ・
プロジェクト」に関心を持ち、3日の午前中に同校で開催のPTAバザーでの募金を行い、午後
からは当協会のブースにて缶バッチ制作や風船配布にご協力をいただきました。
ご参考(PTAバザーおよびワークショップちらし .pdf)
2.荻原長野市長にお越しいただきました
公務多忙の中ご挨拶の後に各ブースを回られた際、自ら缶バッチ作りを体験いただきました。
3.当協会スタッフのお子さんが抽選ゲット!
スタッフのお子さんが抽選会で温泉券が当たり、更に最後のパルセイロレディースのじゃんけん
大会で勝ち抜き、サイン入りポスターをいただき大喜びでした。
2023年10月29日(日)10:00~15:00、安曇野市の穂高交流学習センターみらいで開催の「あづみの国際DAY!2023」に参加しました。
ANPIは12の展示ギャラリーの一つで、国際化協会や多文化共生相談センター、サンタ・プロジェクトの宣伝活動などを行いました。
紅葉の色づきが進む穏やかな天候に恵まれ、多くのご家族連れの皆さんにご来場いただき、お子さんからは缶バッチ制作や風船配布も好評を博しました。
多くの皆さんから募金活動や通訳ボランティアのご登録にもご協力をいただき、本当にありがとうございました。
また、多目的交流ホールでは、趣向を凝らした国際色豊かな様々なステージ発表が彩りを添え、最後は会場の皆さんと一緒にダンスで締めくくられました。
令和5年10月22日(日)、中野市コミュニティセンターで長野県、中野市、(公財)長野県国際化協会の主催による「災害多言語支援センター設置・運営訓練・外国人向け防災講座」が開催されました。
1. 9:30~ 開会、挨拶
2. 9:35~ 導入講義
→NPO法人多文化共生マネージャー全国協議会 土井代表理事から「災害多言語支援センターの機能と
役割」と題して講義いただき、災害時に外国籍の方が直面する困難(日本語が分からない、情報が得
られないなどの要支援者、言葉や文化、習慣、宗教上などの配慮が必要な要配慮者)について、
東日本大震災や熊本地震などの事例を元に説明いただきました。
3.10:00~ 災害多言語支援センター設置運営訓練
→①中野市の現地災害対策本部、②中野市の多言語支援センター、③遠隔地にある多言語支援セン
ター(長野市もんぜんぷら座にある相談センター) の3か所で、逐次発信される災害情報をZOOM
やオンライン上でリアルタイムに情報を共有する掲示板(スプレットシート)に掲示=生の災害情
報→やさしい日本語、中国語、インドネシア語、ポルトガル語に翻訳しました。
4.11:00~ 避難所巡回
→避難所に避難された外国籍の方の支援で、ZOOMや翻訳機を使いコミュニケーションを図りながら
「個人カルテ」に困り事を把握し、情報共有する仕組み作りを学びました。
5.11:50~ 振り返り
→訓練を通じての感想や課題などを確認しました。
→発信される情報も内容を詰め込み過ぎのきらいがありシンプルに伝えることの重要性や、国籍を問
わず避難所での聞き取りはプライバシーへの配慮を念頭に、立入やアプローチにも気遣いが必要と
指摘がありました。